相続の基礎知識

さまざまな困りごとで、さて…どうしようと思うことがたくさんあります。
今回は相談のお問い合わせをいただく中で、非常に多い相続についての基礎について大まかなにご説明いたします。

・相続とは
相続とは、亡くなった人の財産を配偶者(夫や妻)や子供などに引き継ぐことです。

・相続財産とは
亡くなった方から引き継ぐ財産を「相続財産」と言います。
これには、現金・預貯金や株式などの現金・証券、自動車や貴金属などの動産、土地や建物などの不動産、賃借権や著作権などの権利、借入金や未払いの税金などの債務があり、相続の対象となります。

・相続の流れ
①相続人を確定する。
亡くなられた方の出生から死亡時までの戸籍を集めるのがスタートです。これで配偶者や子どもがいるか否かなどの情報を確認します。

②相続財産を確定する。
調査の方法として、一般的には預貯金などは金融機関から残高証明書を取得し、不動産などは固定資産税の課税台帳や納税通知書・登記識別情報などで確認します。
相続財産は預貯金などのプラスの財産だけでなく、借金などのマイナスの財産も含まれます。

③遺産分割協議・遺産分割協議書を作成する。
②で調査・確定した遺産を、①で確定した相続人で話し合いをします。話し合いで合意すれば遺産分割協議書を作成します。
協議結果は、一人が全ての遺産を相続しても、概ね均等にしようといずれでも構いません。

④名義変更
③で作成した遺産分割協議書に従って、預貯金であれば解約や名義変更、不動産であれば不動産登記、自動車等であれば登録などの手続きを行います。

⑤相続税申告及び納税する。
相続税の申告・納税は相続開始を知った日から10カ月以内に行います。
※相続財産に見落としが無いか注意が必要です。

※上記の流れは「遺言書」が無い場合です。

今回は相続の大まかなご説明をしましたが、今後は少しずつ内容を掘り下げたご説明をしてまいります。

相続は突然発生するものです。
大切な方を亡くされ、心の中が混乱している状況で何から手を付けてよいのか分からず不安を感じられる方も多いのではないでしょうか。
お話を丁寧にお聴きすることを身上としている専門家として、必要なことをお手伝いさせていただきます。


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